障害福祉サービス事業所 さくら草

8月の法人内研修は、障がいの疑似体験

2018-09-19

8月の法人内研修は、障がいの疑似体験です。障がいの疑似体験

まずは視覚障がいについて。

2人一組になって1人がアイマスクを使用し、視覚を遮断。もう1人がガイド役となってい、施設内に障害物を作り歩くことをしました。

視覚が遮断されると、当然のことながら1人で歩くことは難しく、特に心理的に緊張・不安が高まり、周囲の音や小さな段差にも敏感になります。

その中で、ガイド役のこまめな声掛けや、アイマスクをしている側の手を取って、障害物の形がどのようになっているかを確認させてくれる配慮が非常に有効であることが分かりました。

 

春先から視覚障がいのある利用者さんを受け入れるにあたって、別ページにも紹介させていただいた視覚障がい者支援施設での取り組みなども学び、より良い支援ができるようにと、今回疑似体験の機会を持ちました。

 

次に「言葉によるコミュニケーションのむずかしさ」

私たちの法人は生活介護事業所を2か所運営しています。

何気なく私たちは「言葉」で意思疎通をしていますが、重度の知的障がいがある方にとっては、何を言っているのか分からないことが多々あると思います。

外国に行かれた経験がある方はよくわかると思いますが(英語ができる人はそうではないと思いますが、、)、言葉で意思疎通できない苦しみは、かなりのストレスがかかります。

行動障害が現れる理由の一つには「コミュニケーション」の問題があると言われています。この苦しみを疑似体験することによって、普段の支援を改めて考え直したく実施しました。

障がいの疑似体験 障がいの疑似体験

3人1組になって、最初は1人が日本語、英語ではない言葉だけで指示を出し、1人がその指示を受けて行動する。もう1人はその様子を観察し、どのように感じているかを考えることをしました。

その次に、ジェスチャーや少しの日本語を混ぜて指示を出すことをしました。

 

言葉だけの指示の場合、どれだけ繰り返し指示があっても、まったく理解ができず、ただただ戸惑うだけでした。

今回は支援者同士であるため、感情的にはなりませんでしたが、普段の支援の現場では指示を出す側もなかなか伝わらない事で、感情が高ぶってしまう事が多々あります。

 

その後、言葉の指示にジェスチャーや相手が分かる言葉を少し加えることで、指示を受ける側も「こうかな?」と断片的な理解ですが、想像して動くことができてきました。

 

「言葉」以外でおたがいの意思疎通を図ることの大切さを改めて感じました。自分が言いたいことを相手に伝えることが困難なことから、様々な行動を取ることは当然のことです。

「言葉」に変わる代替コミュニケーションの確立が大きな課題となっています。

絵や写真、分かりやすい単語等、利用者さんそれぞれの理解レベルに合わせたコミュニケーションとは何か、継続して考えていきたいと感じました。

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